In between (what we want to speak to the world)
ビデオ映像・音楽・構成・振付: 吉原未央子
コンセプト&ダンス: 吉原未央子、アルマン・ファン・デン・ハーマー
上演時間12min.
協力:P.A.R.T.S. summer studio 2002 (Brussels)
上演: 2003年10月12日 Watertejater, kultuurhuis Bosch, アーネム、オランダ


"what is the nature for us?"
"How do we love nature and how are we cultivating or manipulating it?"
"How much energy is there in the nature, which can both heal and destroy us?"
"How much nature is there in our body?"
"How much are we feeling the nature inside and outside of our body?"

この作品は'On Common Ground'に参加するうちに浮かび上がって来た疑問“自然って人間にとっていったいなんだろう?”を私の視点から見つめ発展させて生まれたものです。いったい何が自然なのか、また、人間にとって自然とは何なのか?
私たち現代人は、自然を操作し加工し、作り変えることで文化を培ってきました。そして、自然の中に身を置くことでそのエネルギーによって癒されると同時に、自然の持つ大きな力に時には生命を脅かされることもあり、自然を恐れる気持ちもある。そういったそれぞれの思いを抱えて日々を生きている。ところで、私たちの身体も他ならぬ自然の一部であり自然そのものではないかしら。そして身体に対しても同じように手を加え、操作し、そのエネルギーによって癒され、またそれを恐れながらを生きている。私たちの身体の内にある自然と外にある自然、それにまつわる多くの疑問、その間にある何かにひとつのかたちを与えてみたい。というのがこの作品のテーマです。

photo: Asuka Yamaguchi